美しいひとたち

この本は、あからさまな性的な描写よりも、読む側がそれぞれの想像力を駆使して映像化して読んでいくほうが、はるかに艶かしいということを教えてくれる一冊かもしれない。

『夢の終わるべきかたち』の中のパラグラフが印象的なので、少し抜粋してみることにする。

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「夢というものは、実現しないものなのです。夢は、ただ消えてゆくだけのために、存在します。誰もが夢を持ちますが、人生のなかばには、ほとんどの夢は消えています。」

「夢は消失しても、男性たちは生きてゆきます。しかし、人は現実のなかを生きるのではありません。自分で物語を作り、そのなかを生きてゆきます。現実は自分とはなんの関係もなしに起こってくる、それぞれにまったく無関係な出来事の、荒涼たるちらばりです。このような現実を、自分を中心にして組み換え、作り変えたものが、物語です。」

「夢が消えたあとを、物語が引き受けます。そして、物語を作るにあたって、もっとも強力なきっかけとなるのは、いつもきまって若い女性の体です。」

ひとつひとつの物語は違っても、これは、普遍の原理なのだ。





『写真展のテーマです』

アンリ・マティス

モロッコ
ロシア
エルミタージュ
プーシュキン
フランス
北アフリカ
ニース

『記念写真』

中原美也子
安西達也

コーヒー
輸入ビールの小瓶
ギブスン
殻つきのピーナツ
透明なガラスのジャーに入ったピーナツ
ガーリックで味つけをしたクリーム・チーズ
白いアスパラガスの缶づめ
マヨネーズの瓶

インスタント・カメラ(ほぼ正方形のファインダー)

ヒルズ・ブラザーズの缶

『完璧な恋人の作り方』

西尾祐介
寺崎静子
小沢夏美
加納小夜子

コーヒー

縦が十六センチ、そして横幅が十センチ、ぜんたいで八十ページの薄い小さなノートブック(どのページにも横罫が印刷してあった、針金を使って二カ所で綴じた中綴じだ。ダーク・グリーンの一色の表紙がつけてあり、その表紙の中央に、ノートブックとひと言だけ、英文字で白く抜いてあった)
イタリー製の写真アルバム
二百ミリの望遠レンズをつけたカメラ
三十五ミリから七十ミリのズーム・レンズをつけたカメラ

パタゴニア
アルゼンチン
ブラジル
コスタリカ
インカ帝国の跡
パナマ運河
メキシコ

『本当の自分を見たくて』

佐野啓介
中原寿美子

S-VHS-Cの録画テープ

『夢の終わるべきかたち』

西村優美子
田村菜穂子

ケーキ
エスプレッソ

『戦う写真家との友情』

森本優子
宮沢恵利子
関根
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by space_tsuu | 2010-04-08 00:00 | 淡いオレンジの背表紙
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