町からはじめて、旅へ

赤い背表紙の「町からはじめて、旅へ」を持っているので、中古の本屋さんなどでこのハードカバーの単行本を見かけても、手に取ることもせず、同じ内容なのだと頭から疑わずにいた。

しかし、今年の1月に晶文社さんから40年ぶりに復刊された時に、内容が微妙に違うのだということをどこかで見かけて、すぐに注文したのだった。


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片岡さんには、『真夜中のセロリの茎』のように、同じタイトルだけれど全く違う内容のものがあるということを知っていたにもかかわらず、うかつだった。

だから、片岡さんが書く本は、とりあえずは手にとって中身を確認しなくてはいけないのだ。

いけない、と書いたけれど、それはいやいやしなければならないという意味ではなく、もしかしたらまたとワクワクしながら手にとりたいという感覚だ。


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私はいつも、気になった部分をメモするように取り出しては、ブログに残しているが、前にピックアップしたところと、今回のとを比べてみると同じようなところを書き出していることを発見して、つい苦笑いをしてしまった。

しかし今回の本で特に興味深い箇所は、「ぼくの食料品体験」だ。

片岡さんという人を作り上げてきた食べ物たちのことは想像するだけでも楽しい。

ひとつ残念なのは、片岡さんが美味しいと感じていたトマトは、もう存在しないということだ。

私が子供の頃に食べたトマトは、今よりずっと酸味があって青臭かった記憶があるが、そのトマトにももうお目にかかっていない。


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私が手に入れた赤い背表紙の「町からはじめて、旅へ」は初版で昭和五十六年二月五日となっている。

それをこの単行本と並べて写真をとってみた。

そしてこの二冊の紙の色を見て、その間の年月のグラデーションを想像して遊んでみた。






町からはじめて


東京はぐれ鳥


1 はぐれ鳥のフプロローグは、エロール・フリンの海賊映画だ


2 おふくろの味は早稲田にあるんだ


白いゴハンにミソ汁

焼き魚

野菜の煮つけにつけもの

ジャガイモと豚肉と、大きな豆とを使った、簡素なしかしたいへんな腹ごたえのある料理

一二〇円のラーメン

いわゆる高級フランス料理の、ひと皿が一〇〇〇円のスープ

発泡スチロールだかのどんぶりに入ったうどん

自動販売機のコーヒーもブラックなら飲む


3 テレビ・カメラが見るもの


ポケット・ビリヤードやポーカーの白熱した中継

ル・マンのモーターサイクル・レースを、低空にうかんだ飛行船のカメラから自在にとらえた放映


4 街角のなかのぼく

H・D・リー・カンパニーの十オンスのシティ・ジーンズ

リーヴァイス

ラングリー

ダンガリーのワークシャツ


ハンバーグライス


5 ボールポイント・フリークのようになってみたとき


パイロット・エリートというペンに、コアース(極太のこと)というペン先をつけ黒インク

マス目の大きな原稿用紙

モンブランの22番(今ではもう生産されていない)

パーカーのパーマルント・ブルー

ステドラー社の4Bと5B

ステドラーの三〇〇円の鉛筆削り

キャステルの4Bや5B

パーカーのリフィル(替え芯)

シェーファーの替え芯

いまぼくは、パーカーのボールポイント替え芯の、先端のボールがミディアムという心地よい太さの黒インクのものを、替え芯だけを裸のまま持って、書いている。

ひとマスの大きさが八ミリ×七・五ミリの、コクヨ製四〇〇字詰め用紙

パーカーのビッグレッドの、コーラル色の女性用


6 秋まつりの音が風にのってくる


三〇〇円の綿菓子

リンゴ飴(上白糖を湯に溶いてカッカと煮つめドロドロ固めの飴にし、赤く色をつける。へたのところから割りバシを一本まっすぐに突きこんだ青リンゴを、この飴のなかにひたし、まんべんなく飴まみれにしてからひきあげる。店の前に貼りわたしたヒモにつるしておき、飴が固まったところでビニールの袋に入れ、輪ゴムでしばっておく。トンと置いとけば、赤い飴が適当に垂れてきてかたまり、台座のようになる。)

ママレモンのシャボン玉

ソースせんべい(せんべいにソース、梅ジャム、オレンジ・ジャムの三種類のうちいずれかを塗りつけて売る)

手製のルーレット


7 陽ざしがもったいなくて、野原へいってみた

ミソ汁にゴハンに焼きノリ

目玉焼き


コンクリート製のアデリー・ペンギン


8 リンゴの樹の下で、マーモットが待っている


樹齢七十二年になる、リンゴの樹

コマドリ

キツツキ

毛虫

マーモット



町の生活のなかに「個性」って、あるだろうか


この文章で片岡さんは「僕」ではなく「私」を使っていることを発見して、そうかこの頃はこうだったかと、ひとり感慨にふけってしまった。


自己の存在の深内部にある、核のようなものこそ、その人なりの「個性」であると広く考えられているようだが、これはちがう。「個性」とは、ほかのものと取りかえることの不可能な自分の生き方のトータルであり、その生き方が具体的に継続されているかぎり、その生き方は常に社会と接する。接するとき、ひろがろうとする「個性」は、それをたとえば「個性的な装い」のような私的な領域に押しもどそうする途方もない力を感じるはずだ。「個性」は、だから、その力との格闘なのだ。



ぼくの食料品体験


1 アメリカの安物食料品と、海の幸


ライス・プディング

(アメリカ兵たたが野戦用に持っていく簡易携帯食のうちの、デザートだ。薄い鉄板でできた、タバコの箱ほどの大きさのケースにつまっていた。まっ白い米がぐつぐつに煮てあり、食べると素敵に甘いのだった。甘いだけでなく、とてもいい香りがしていた。

いろんなかたちと味のキャラメル

リグレーのチューインガム(ジューシーフルーツという味)

チョコレート・バー(「三銃士」印の、なかにヌガーのようなものが入っているチョコレート・バー)

ジェリー・ビーンズ(まが玉のような、豆に似せたかたちをしていて、いろんな色がある。色ごとに味がちがった。紫色のやつが、その奇怪な香りと共に、深く記憶にきざまれている。)

ハーシーの板チョコとか、粉末

各種のロリポップ

日本でいうドロップ

マシュマロ(たき火をしながら、木の枝に突きさし火であぶって食べた)

コルゲートの歯みがき(食べ物ではないけれど、味の一種として)

下剤のチューインガム(小さな長方形の糖衣になっていて、外観も味も普通のガムにそっくりなのだ)

「ジマイマおばさん」印の、パンケーキの粉でつくってもらったホツトケーキ

ログ・キャビンのメイプル・シロップ(アメリカの丸木小屋を模したブリキの容器。煙突のさきが、注ぎ口になっていた)

ソントン、スキピー、オズなどのピーナツ・バター

デルモンテのトマト・ケチャップ

ベスト・フーズのマヨネーズ

ドールのパイナップル(普通の輪切りのではなく、小さくこま切れになった、ぐちゃぐちゃの、「クラッシュド」というのがあった。)

コーンド・ビーフ

ソーセージ

日本でいうグリーンピース

トウモロコシ

レバー・ペースト

「カーネーション」印のミルク

クノールのチキン・ヌードル・スープ

ケロッグのコーン・フレークス

マギーの小さなサイコロのような固形スープ

アメリカからきたという脱脂粉乳(大きなカマに湯を注いで溶かす。長い柄のついたひしゃくで、小使いのおじさんやおばさんが、カマのなかをかきまわして溶かしていた。なかなか溶かしきれるものではなく、教室にまでバケツに入れてもってきて生徒たちに配ってからも、小さなぶつぶつがたくさんあった)

アルミニウムのコップ

折りたたみ式の弁当箱

オレンジ・ジュース

カニ

ナマコ

タコ

イワシ

トマト


「トマト・サラダ」は、もう存在しないのだ、とぼくは信じているから。


2 彼女が買ってきてくれたヨーグルトに、黄色い小さな花が差してあった日


カレーパン

コーヒー牛乳

ヨーグルト

アンパン



ぼくと本とのつきあい方


1 ガリ版刷りの教科書というものが、あったんだ

ガリ版刷りの、とじてもいない教科書

解析の教科書で作った紙飛行機

『宝島』

『ああ、無情』

『リンカーン物語』

『動く実験室』

『子供の科学』

『少年』

『少年クラブ』

『面白ブック』

『冒険王』

『ロビン・フッド』

『坊ちゃん』

『ナショナル・リーダー』

『リトル・ゴールデン・ブック』

『レインボー・ディクショナリー』

『ドゥカティ・デスモドロミックのメインテナンスとリペアのマニュアル』


2 ハロー! 土星の環


『動く実験室』

THCとかいう粉末


3 ペーパーバック・ライターたちとのつきあい


少年たちはたしかに映画を観た


『エイブ・リンカン』

『キュリー夫人』

『オクラホマ・キッド』

『エイブ・リンカン』

『駅馬車』

『若草物語』

『シベリア物語』

『西部の王者』

『アメリカ映画作品全集』の『ターザンの復讐』

ぼくにとってターザンとはジョニー・ワイズミュラーであり、それ以外ではありえない

(監督はアメリカ映画界の美術監督の草分け的存在で、のちに三度のアカデミー美術賞『若草物語』『巴里のアメリカ人』『波止場』を受賞したセドリック・ギボンズ)


『エデンの東』

『さまよう青春』

『やさしく愛して』


西部劇のヒーローたち


1自己の論理の具現としてのターザン


『死の谷』

『真昼の決闘』


2 正義のガンマンが退屈になり、新たな夜が明ける


バッファロー・ビルとワイルド・ウエスト・ショー


ネッド・バントライン(本名はエドワード・ゼーン・キャロル・ジャドスン)


密造酒に月の明かりが照り映えて


『オールド・マウンテン・ギター』というLP <フィンガー・スタイル・ギター 一九二六 - 一九三〇>

『うんざりとくたぶれちまってさびしい感じがしてるときのブルース

『ヒービー・ジービーズ』 ルイ・アームストロング

『シュガー』

『チャイナ・ボーイ』

『ノーバディズ・スィートハート』

『ライザ』


『ザ・ジャズ・ストーリー』

『アメリカにおけるポピュラー音楽の歴史』


ブギはトータルなのだ


FUNのひと言を、「未曾有の世界を自分たちの手によってつくりだすこと」と、ぼくは解釈し、具体的に役立てようとしている



旅へ


南の島で


1 南の島でコジキになりたい


2 島の夜明け


タヒチ島パペーテの海岸通りにある有名なバー


ビール

マヴェリックのジーンズ

アルミニウムのクシ

日本製のヤナギなんとかというギトギトの緑色のポマード


いまでもそうだが、昔からぼくはすこしバカだったのだ。


「ヒナノ」というビン入りのビール


ワーゲンのマイクロバス


ものすごくうまいエビの料理

ワイン


ジタン


3 久保田麻琴と夕焼け楽団


『ハワイ・チャンプルー』

『国境の南』

『サンフランシスコ・ベイ・ブルース』


ダウンタウン・ホノルルのバー


ボロなオープンのワーゲン


晴れた日のまっ青な空ときらめく陽、雨の日のけだるいもの悲しさ、そして夜の暗さと波の音を持ち歩きながら。


ウエスト・コーストとのふれあい


1 自動車のフードにロードマップを広げると


「ウエスト・コースト」

「シェリーズ・マン・ホール」


カリフォルニアでは、あらゆることが非常に巨大なエネルギーをはらんで、いっきに可能なのだ。

ロサンゼルスは、大がかりな精神病院だという気がしないでもない。


ふたつの山脈にはさまれた、たてながの巨大な盆地は、サクラメント、フレズノ、ベーカスフィールドと、それぞれ思い出の土地だし、シェラネヴァダのすぐ東側のハイウエイも忘れがたい。ハイウエイといえば、太平洋ぞいの、カリフォルニア・ワンと呼ばれているステート・ハイウエイが素晴らしい。死の谷も、いい。レッドウッドの山もいいしバハ・カリフォルニア、カリフォルニア湾もいい。ぜひ行けと、さかんに土地の人たちにすすめられたのは、サンタ・バーバラの沖に散らばっている小さな島々だ。


2 ウエスト・コーストでは両切りのタバコがうまい


両切りタバコ


コーヒーをスプーンですくって飲むのをおぼえたのも、ウエスト・コーストだ。


トースト

ベーコン・エッグ

コーヒー

オレンジ・ジュース


京都の河原町のコーヒー・ハウス


シエラ・ネヴァダからの雪どけの水


ハンバーガーの種類が世界でいちばん多いのも、アメリカのウエスト・コーストだ。


3 真っ赤なトマト・ジュースはウエスト・コーストを飲んでるみたいだ


サクラメント・ヴァレー

オーキン・ヴァレー


オレンジ・ジュース

大きなサイズのカンづめになったトマト・ジュース



アメリカの都市で


1 地獄のメリーゴーラウンド


2 ハリウッド大通りのコン・マン(詐欺師)


ロサンゼルスのハリウッド・ブールヴァードのスナック・バー


アップル・パイ

サイコロに切った緑色のジェロー

コーヒー


カールトンの煙草


ソーダ・ファウンテンの片隅で


ウォーター・ファンテン(ドリンキング・ファウンテン)

ソーダ・ファウンテン


ジュラルミンでできたカウンター


コカ・コーラ

フローズン・コーク

ルート・ビア

サンドイッチ

ケーキ

パイ

ハンバーガー


スプライトのスモール・グラス

パイ


「歯ブラシ地図」


ドーナッツ

コーヒー

コーク


アタマがカラダを取り返すとき


シアーズ・ローバック(アメリカにある世界 最大の小売企業。本社シカゴ)


いわゆる欧米の先進国に身を置いてみて感じる、いまの日本の文化とのあいだにある決定的な落差にともなう異和感をまるで感じない人がいたら、その人はすさまじく鈍感なのだ。この異和感を、かつてのように劣等感や憧憬になじ曲げていかず、文化の落差としてそのまま我が身にひきうけることができれば、日本がまだ持ちつづけている文化的な鎖国の状態が、すこしずつではあっても、崩れていくのだ、とぼくは考えたい。


旅先の小さな町で二人はリンゴを食べた


1 コダック・インスタマチックの町


グレイハウンドの長距離バス(あのバスは、アルミとプラスティックの箱だった)


郵便局まで歩いていくと、もうしまっている。一台だけある切手の自動販売機で切手を買い、夕方のひとけのない道路に立ち、切手をなめて封筒に貼る。アメリカの切手の裏に塗ってあるノリは濃いなあと、ふと思ったりする。


2 風景のなかにむき出しでほうり出されて


オートバイで走るとき、自分は風景のなかにむき出しのままほうり出されている。


ハワード・ジョンソンのチェーン店のハンバーガー


3 きみも旅なのかい、ぼくも旅なんだ


ポータブル・タイプライター


BMWの重量車


小ぶりだけれども、固く実の張った、気持ちの良いリンゴ


緑地帯のなかに入った男は、芝生のうえにリンゴを転がした。

昨夜の雨や朝つゆで、芝生はまだ濡れていた。赤いリンゴは緑色の芝生になかば埋まって転がり、濡れて朝の陽をうけ、とてもきれいに光った。

男はその濡れたリンゴをひろいあげ、両手でもむようにして洗い、ジーンズにこすりつけてふき、かぶりついた。

ぼくはうれしかった。リンゴの、こんなふうな洗い方があるのを知っただけでも、この旅に出たかいはあった、とぼくは確信した。



4 カーライル兄弟の森林鉄道


5 ダムに沈む四千年の村


6 カンザスの満月の下で


ランド・マクナリーの世界地図


コントラクト・ハーヴェスターと呼ばれる人たち

フォードの大きなトラック

マッセー= ファーガスンの小麦コンバイン


7 利根川を春がさかのぼる日



南海の楽園より



南海の楽園より


1真珠湾をバックに『トラ・トラ・トラ』を観た夜


ホノルルのドライブ・イン・シアター


コオラウ山塊

ダウンチウンのアアラ・パーク


2 「あんた、なに食う?」


ホノルルの下町の安食堂


ロコ・ボーイ


ピジン・イングリッシュ(ハワイの人たちに独特のアメリカ語)


3 貝がら売りの泣きむし男


モアナ

プリンセス・カイウラニ


カラカウア・アヴェニュー

クヒオ・ビーチ・パーク

ワイキキ・ビーチ


ハワイ・ホウルアースというブック・ショップ


古い黒塗りのセダン


4 ダ・カインとは、どんなもの?


ホノルルのアラモアナ・ショッピング・センター

カラカウア・アヴェニュー

ダイヤモンド・ヘッド

エワ・サイド

インタナショナル・マーケット・プレース


サイミンの屋台

マンゴー


ダ・カインとはTHAT KIND (そういうふうな)という言葉のピジン風な言い方だ。

「ウインドワード・オアフ」という古い言葉(裏オアフ、と役されている)


赤サビの古いピックアップ・トラック


5 「チャイチャイブー」なんて、すごいじゃないか


ピジン・イングリッシュないしはハワイでの日系人社会における共通の言語に対する興味


CHICHIBU MARU


『アメリカ百日記』(一九三五年)

』アメリカ通信』


シャルル・グノーの『アヴェ・マリア』

ドリゴのセレナーデ

ハンガリア舞踏曲

タンゴ曲

『酒は涙かため息か』


スキヤキ・パーティー


アイス・ウォーター



6 憧れのハワイ航路


『日米住所録』


7 シジミ汁のシジミをかぞえよう!


シジミ汁


8 ハワイアン・ハイ・タイム


ワイキキのキングス・アレーというみやげ物屋


カラカウアのモアナのむかいあたりにあるハーツだかエイヴィス

キングス・アレー


プリンセス・カイウラニ



アサヒ・ペンタックス

8ミリ撮影機


プカ・シェル(白い貝がらのネックレス)ぷかのとはハワイ語で、丸い穴、輪、ゼロという数字、などの意味を持つ


ダウンタウンやエアポートのほうにむかう路線バス「ザ・バス」


フォート・デラッセイ


9 イングリシのほうがえっとみやすい


10 身についた言語は常に肉体性を持つ


英語が自分の肉体の問題になるためには、たとえば、英語で喧嘩ができるようにならなければならない。


喧嘩を避けずに、日々の自分にとっての、のっぴきならない肉体の問題としてひきうけていくと、外国語で喧嘩ができるようになるだけではなく、喧嘩をこえたさきにあるもの、たとえば、遊び仲間のつながり方とか友人の関係とか、ようするに人と人との関係のあり方を日々刻々とつくっていくその方法が、身についていく。子供のほうが外国語を覚えるのが早いとは、じつはこういうことなのだ。こうして身につけた言語は、常に肉体性を持つ。言葉が、するりと抽象の領域へ逃げていくことはない。


11 波が君を変える! あるいはサーファーになるということ


『エンドレス・サマー』


ハンティントン・ビーチ


ハワイ

タヒチ

サモア

フィージー

ニュージーランド

オーストラリア

オアフ島北海岸


自転車のうしろにアイス・ボックスをつんだアイスキャンディ・マン


サーフィンは、地球や宇宙との、無邪気なたわむれなんだ。


12 ぼくの彼女は、トゥー・フィンガー・ポイ


ポイ(タロからつくる。タロはタロ・パッチという)

輪切りにしたトマト

塩ざけ

玉ネギのきざんだやつなどをいっしょに食べる


レッドベリの『コットン・フィールズ』

ワイキキの「デューク・カハナモク」

『このようにポイをパウンドします』

『ワン、トゥ・フィンガー、スリー・フィンガー・ポイ』オーギー・ゴピルとロイアル・タヒチアンズの歌と演奏


13 アロハ・シャツは教会のバザーで買うものさ


「地元民のアロハ・シャツ」および「オーセンティック・ハワイアン・プリント」


ビショップ博物館


ワウケの樹(ペイパー・マルベリー・トリー)


14 カラカウア大通りの黒い岩


プリンス・クヒオ海岸公園


カフナ・ストーン(カフナは僧侶という意味だ)

四人の僧侶(カパエマフ、カハロア、キノヒ)

カメハメハ、という名前は、孤高の人、というような意味を持つ。



『信じがたいほどに面白いハワイ』


マモという鳥の羽


昔のハワイでは赤は神の色だったし、黄色は、高度に神聖な色とされていた


バーニーズ・A・ビショップ博物館


15 ハワイアン・ドリンキング・ウォーター


ハワイ諸島には、東南、あるいは東のほうから、風が吹きつけてくる。だからどの島にも、ウインドワード(風上)とリーワード(風下)とがある。



パホエホエ(火山の底から吹き出てきたばかりの溶岩)

アップサイド・ダウン・フォールズ(上下さかさまになっている滝)ヌウアヌの観光名物


16 ヒロの一本椰子


昔のハワイの人たちは、メネフネなど、不思議な生き物が森のなかにたくさん住んでいるのだと信じていて森林をおそれていた。


ワイワイヌイ通り

カメハメハ通り


『ヒロ・トリビューン』

『樹を殺すには』ロバート・ウエンカム


17 木こりたちよ、その樹を切るな


マウイ島ワイルク

カラカウア・アヴェニュー

キング・ストリート

ケエアウモク・ストリート


モンキーポッドの樹

トロピカル・マホガニーの樹

バニアンの樹


『ホノルル・スター・ブレティン』




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by space_tsuu | 2015-11-17 00:01 | ハードカバー
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