キャンベルの赤い缶

私が片岡さんを読むきっかけとなった「and I Love Her」の主人公の彼女が、
私の理想の彼女の筆頭だ。
そして彼女が食べるものは、ことごとく私の興味の対象になった。

中でも、朝食に食べていたビーフ・ヌードル・スープ。
この罐詰めの中身を深いパンにあけ、その罐にいっぱいの水を加えてかきまぜ、
電熱コイルのうえに乗せ温めるというだけの簡単な食事だ。
他にライムの香りをつけたサイコロ状のゼラチンと何種類かの野菜で作ったサラダ、
大きなグラスいっぱいのミルク。

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私が働いていた美容室では昼食と夕食を作ってくれる人がいたので食事には
困らなかったけれど、彼女の食事がとても魅力的に思えたので、朝食や休日には
時々真似をして作ってみたりした。

今でも、このキャンベルの缶を見つけると、ついつい買い込んでしまうのだが、
最近ビーフ・ヌードル・スープを見かけないのでチキン・ヌードル・スープで
我慢している。

味が好みだというよりは、こうして食品庫に並べて、それを時々眺めるのが
好きなのかもしれない。
そして、実在するこの彼女が今もアメリカでキャンベルの赤い缶を開けたりして
いるのだろうかと想像すると楽しい。  

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by space_tsuu | 2004-03-17 00:00 | 私の心とその周辺
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