一日じゅう空を見ていた

片岡さんの小説の中で最も好きな小説のひとつがこの一冊だ。
タイトルの「一日じゅう空を見ていた」というのも、とても気に入っている。

屋根のない2シーターを手にいれた彼女が、自分の誕生日のお祝として、彼に朝から夕方までその車を運転してもらって、自分は助手席をフル・リクライニングにして空を見ていたいと提案する。
彼は彼女のために喜んでその提案をひきうけるというストーリーだ。

実際に車で走りながら横になってずっと空を見ていれば酔ってしまいそうだけれど、一日じゅう空を見ていた経験は何度かある。
また、そのうち実行したいなと思っているけれど、いつになるかな。

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大谷勲さんの写真が幕間のように彩りを添えている。
ホテルの部屋の写真や夕焼け、海と椰子の木と車、真直ぐに目の前に伸びている道路、白い雲。
私もこういう写真を撮りたいと思って写真を撮り始めた。

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あとがきを抜粋してみた。
「生理的なちがいとして、男と女のふたとおりがいるわけですが、女性も男性も、ほんとうの意味で自己をまっとうしていれば、最終的にはすくなくとも内面の世界では男も女もなくて、まるっきり対等にいっしょだと、ぼくは思うのです。」
「生理的なちがいは残りますから、その点では男と女なのですけど、気持ちとか心とか頭のなかは、男も女もない、共通の楽しい世界だと思います。男も女もほんとうに素敵になれれば、内面的には両性具有だ、というのがぼくの理想です。」

私の理想でもあります。




『タイトル・バック』

中川次郎
中川友理子

スコッチ
コーヒー

スカイ・フルーのクーペ
路線バス

『スイッチ・ヒッター』

美弥子
理恵子

直立二気筒650ccのオートバイ

『心待ち』

松本浩子
原田浩一

399ccの空冷四サイクルの単気筒
( 前後輪とも同じパターンの太いタイヤをはき
燃料タンクとサイドカヴァーは深みのある赤い色で
タンクにはゴールドでストライプがはいっている)

バナナ・スプリット
ジンジャー・エール
野菜やソーセージのいっぱい入ったスパゲッティ

『巨大な月曜日』

西野浩二
森田和彦
直子
恵子

ミネラル・ウォーター
きんぴらごぼう
冷や奴
熱いお茶

ボディぜんたいが濃紺の、見た目には平凡なワンボックス・カー
2000ccの赤いクーペ

タウン・アンド・カントリー
ベン・アイバ

『水瓜を射つ女』

マリコ
ダニエル・S・クーパー

オールズモービル・デルタ88のセダン

スミス・アンド・ウエッスンのM60 (38口径)
ナイクラッドというプラスティック・コーティングの弾丸

横長の大きな緑色の水瓜
赤い大きなトマト

『熟睡する女性の一例』

西村美也子
池田和彦
シモーヌ

ケーキとコーヒー
エスプレッソ
野菜や生ハム、チーズなどの好みを指定したフランス・パンのサンドイッチ
冷たいペリエ
キール
エスプレッソ
トマト
プロテインの飲み物(大豆のプロテインを土台に各種のビタミンやミネラル、
そして必須アミノ酸を加えたフード・サプリメント)
ジンのエクストラ・ドライをトニック・ウォーターで割ったもの

ハノン

シムノンの小説

『一日じゅう空を見ていた』

白いTバー・ルーフの2800ccのスポーツ・タイプ

紙コップのコーヒー
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by space_tsuu | 2004-04-15 00:00 | 赤い背表紙(短編)
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