ドアの遠近法

あとがきに、ローリー・コルウィンの『いつもいい気分』という小説に出てくる花屋の老主人と客の面白い会話と、シドニーの花売りの少年のエピソードについて書いてある。

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およそかけ離れたふたつのエピソードがここでこうして結びつき、誰をも傷つけることのない、そしてなにとも利害関係を結ぶことのない、美しい小さな嘘がひとつ誕生する、とある。
さらに「花が嘘を誘うのだろうか。美しい女性も、嘘を誘うからぼくは好きだ。うまい嘘で最後まできれいにだましとおしてくれるような女性を、ぼくは素敵だと思う。」と続く。

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世の中には嘘が蔓延している。見え透いた嘘、あからさまな嘘。嘘が嘘で塗り固められ、どうにもこうにも収拾がつかなくなってしまった嘘。どれもがどっぷり汚れていて、悪臭を放っていそうなものばかりだ。
せめて、ふとした時に、花のように美しく、害のない嘘をつけるような人になりたいものだ。そして、その嘘には、ほんの少しだけせつなさがプラスされていると、なおさらいい。

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永井霧子
大野大太郎
理津子エリザベス中島ホイットモア
黒田敏彦
高原勇治

小川優子
酒井美也子
木村美保子
池田雅子
木村
中尾


サラダ
コーヒー
エスプレッソ
紙コップ入りのコーヒー
味噌を使った煮込みうどん
ホワイト・ラムをトニック・ウォーターで割ったもの
ドライ・ジンをトニック・ウォーターで割ったもの(ウエッジに切ったライムが沈んでいる)
ダーク・ラムのロックス
チキン・ブロス

セダン
ステーション・ワゴン

『スターダスト』
『例のあの気持ち』
『ドアの遠近法』


白いユニフォームを砂色に染める(サー・ハリー・ラムスデンという人が、コーヒーとカレーの粉と、マルベリー・ジュースで染め、それをカーキー色という。1848年のことだったのだが、次第に広まっていき、1880年代になって、イギリスが全軍に採用し、マンチェスターの繊維工場がこのカーキー色のコットン・トゥイルを大量に作って、インドのイギリス軍に送った。余ったのを中国に輸出し、中国はそれをさらにフィリピンのアメリカ軍に売った)

白と黒、そしてその中間にある灰色の無限階調による、モノクロームの想像
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by space_tsuu | 2006-08-18 00:00 | オレンジの背表紙
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