涙が落下していく

ペーパーフィルターの中に、挽いたコーヒーの粉を入れ、熱いお湯を注ぐ。コーヒーサーバーに少しづつ抽出されたコーヒーがたまっていく。ふと、これも重力のおかげのなのだと気づく。あたりまえすぎて普段は忘れているけれど、コーヒーがコーヒーサーバーにたまっていくのも、そのコーヒーをカップに注ぐことができるのも、すべて重力があるからこそなのだ。

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棚の上に飾られているポインセチア。
ハンガーにかけられている冬用の黒いライダースジャケット。
自分の肩にかかる長い髪。
いつのまにか積もっていく雪。
氷り始めた道路を運転していくこと。
浴槽につかること。
シャワーを浴びること。
そして、こぼれ落ちる涙。

加湿器から上方に向けてふわふわと舞い上がる湯気を見ながら、重力について想う。 

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by space_tsuu | 2005-12-18 00:00 | 私の心とその周辺
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