ぼくはプレスリーが大好き

『誰のためでもなく、なんのためにでもなく、本能としか言いようのない衝動だけを指標に、自分のために自分でひとりぼくはメモをとった。その結果がこの本だ。
メモをとりたくなったきっかけは、やはり、かつてのエルヴィス・プレスリーによる天啓にちがいない。あの天啓以来、あるときは一瞬のうちに、あるときはながい時間をかけてすこしずつ、ぼくが体で感じとってきたものの集積が、ある一定の限度をこえたとき、ぼくは、その集積に関してメモをとろうと考えた。』

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『個人的なメモでさえ、ぼく自身にとっては、書きおわったとたんにご用ずみだが、とにかくなにごとにせよ描くためには、ぼくは、自分が経過していく時代のすべてを、自分のための材料なり足場なり指標になりとして、必要とした。』

『面白くない本は、その面白くなさの追求が、有益だった。』

『結局、ぼくが選択したものは、ブルースだった。決定的な選択によって、ブルースが自分のなかにもあることを知った。ロックンロールは、あるときあるところであるる人にとって一種の臨時的な価値をしか持たず、誰の内部にもありうるブルースは、より普遍に近い。ふたつをくらべるとき、ひとつは馬鹿ばかしく、もうひとつは馬鹿ばかしくない。』

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あとがきからいくつか抜粋してみた。
私が個人的に片岡さんの本についてのメモのようなブログを書いているのとは雲泥の差だが、ブログというツールを使って何かを書いていこうとひらめいたその衝動は、まさに同じだ。
書きおわっても、くしゃくしゃにして捨てるメモではないメモ。
時々自分のために読み直してみたりすると、その時の自分がこんなことを書いていたのかと不思議な感覚を味わえるメモ。
自分という小さな時間の経過が刻まれているメモといってもいいかもしれない。
書きたい時に書くだけだから、ストレスもない。
片岡さんの本から濾過された自分の断片を、ふとした時に、これからもメモしていこう。




1 ミシシッピー州テュペロ
2 心が爆発する
3 トータルな体験と目覚め
 <1>ロックンロールは「生き方」だ
 <2>ティーンエイジ・アメリカ
 <3>いつラジオの音量をあげたか?
4 カントリー・ミュージック
 <1>アパラチアのストラデヴァリス
<2>エレクトリック・ギター
 <3> 真実としての日常生活
 <4>バーミンガムに歩いて帰る
 <5>ヒット
 <6>マーティン・フラットトップ・テイクオフ
5 ブルース
 <1>ニグロ・アメリカン
 <2>ミスタ・ブルース
 <3>ブルースマン
 <4>アメリカの革命
 <5>白人にブルースがうたえるか?
6 ロックンロールとカウボーイ・ブーツ
7 なぜアメリカに「NO !」というのか?
8 1960-1970 アメリカ
 <1>「いろんなことが同時におこる」
 <2>歌になにができたか?
 <3>ビートルズは、つまらない
 <4>単純なものと複雑なもの
 <5>ロバート・ジンママン
 <6>ヒッピー・ムーヴメント
 <7>LSDとマリワナの迷信
 <8>FUCK NOW !
 <9>フィルモア
 <10>ウッドストック
 <11>「頭にエサをやれ」
 <12>LOVE
9 ミシシッピー河により近く
10 ELVIS IS BACK
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by space_tsuu | 2010-04-02 00:00 | 赤い背表紙(エッセイ)
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