離婚しました

扉の文章をそのままのせてみる。

「離婚することになりました」という言葉には、「おめでとう。お幸せに」と、かたちどおりにしめくくる言葉がふさわしい。似たような枠のなかで、大同小異の生活がはじまるだけだから。「離婚しました」のひと言で始まる世界は、はるかにドラマティックで個別的だ。それぞれのストーリーの主役である彼女たちの、真の個性と本当の能力が、ストーリーそのものを作っていく。

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これを読んで、まったく同感だと思った。離婚の理由は人それぞれ違うにしても、心を解放させ、新たな方向へ旅立つことができるのだから、おめでとうというほかない。
そもそも、結婚は出発点ではなく、ただの通過点にすぎないのだから。
そして、そのあとのストーリーは、自分で作っていくしかない。
陳腐なストーリーで終わってしまうのか、個性的で魅力的な物語のラストシーンを残せるのかは、すべて自分次第だ。




『離婚して最初の日曜日』
宮沢亜希子
宮沢敏彦
父親
母親
村瀬

お茶
ドゥミタスのコーヒー
コーヒー


つつじ
木蓮


『静かな冷たい花』
佐々木治男
吉田尚子
三崎裕子
杉本健太郎

エスプレッソのダブル
パン
牛乳
会社のそば
豚肉のしょうが焼き定食
焼き鳥
コーヒー

「死んだら、次の世界では、静かな冷たい花になるのですって」


『どこからても手紙は届く』
神崎彩子
島田五郎
仁美
愛子

国産のごく普通のセダン
ワイン・レッドのステーション・ワゴン

727

ケーキ

『愛の基礎としての会話』
1 十一月の海辺

コーヒー
シーフード・カレー(四つに切ったひとつの貝柱と、小さな海老二匹)
ガーリック味のフライド・ポテト

屋根にキャリアが取り付けてあるだけの平凡なワゴン

私の瞳の色は気持ちによって変化します、と彼女は誰にも言っている。幸せに満足
し高揚した気持ちのときは濃いブルーになり、なにかに邪魔されて落ち着けず、不快
な緊張を強いられて敵対的な気持ちになると、グレイに近いほどに淡いブルーにまで
色が落ちていきます、と彼女は言う。彼女の瞳の色は、本当は光の状態によって変化
する。影のなかにいるとき、瞳のブルーは深く濃くなる。

2 三月の湖

コーヒー

ステーション・ワゴン

『愛をこめてはいけない』
永田富雄
映美
映子

紅茶
デザートのゼリー(ごく淡く甘味と香りをつけ、やや固めに仕上げたゼラチン)
コーヒー
カレーライス
オレンジ・ジュース
納豆
クロクムシュ
パイナップル・ジュース
サラダ
ケーキや果物のデザート
ミルク・ティー
温野菜
アンチョビーのピッツア
ミネラル・ウォーター

『膝までブルースにつかって』
三浦茜
高野綾子
仲田正彦
美幸

カリフォルニアの白ワイン
前菜
パスタ
エスプレッソ

ステーション・ワゴン

「大人の女、というような言いかたは、やめましょうよ。大人なんて、処世術を全面的に引き受けただけの人たちなのだから」
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by space_tsuu | 2008-08-05 00:00 | 赤い背表紙(短編)
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