生き方を楽しむ

あとがきを読んでみる。
フォルクス・ワーゲンのカラヴェル見た時の心が浮き立つような素晴しい驚きを自分が所有するということではなく、どのような人が乗るともっともよく似合うのかという方向に転換させてできたのが、このストーリーだそうだ。
『ビートルの最終モデル。メキシコあるいはブラジル製の、ビートルの新車。カルマン・ギア。シロッコ。正面のウインド・シールドがふたつに分かれていて、そのどちらもが上にむけて開くしかけの、あのデリヴァリー・ヴァン。それから、一九六五年の夏に登場した、1600TLというファスト・バックのクーペ。
(中略)
登場してくるどの人物たちも、自分のありかたを楽しんでいるから、このようなタイトルになった。
楽しめているのは乗っている自動車のせいだ、などとは言わないけれど、本当に楽しんでいる人たちのありかたの片隅をおさえる、重要な要素であることには、まちがいないと僕は思う。』

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このあとがきを読んだあと、私のblogに車をピックアップして書いてきたことが無駄ではなかったのかもしれないなと少し嬉しくなった。というよりは、詳しくはないけれど乗りたい車があったり、やりたいことがあったり、なによりこれからの生き方を楽しみたいと思っている矢先だったので、自分自身の助走のさらなる加速のために役立ったのは言うまでもない。




後藤紀男
三田村ヨシオ
中原順子
町田純子
前田潤子
西条舞子(タイガー・ジェーン)
三田村優子
木村進学
牧野孝史
藤田彰男
今井愛子
遠藤真佐子
菊地喜代美(メリー・ジャガー)
ジョエル・マクノートン
北村祐二

淡いブルーのカルマン・ギア
フォルクスワーゲンのビートル
二台のオートバイ
微妙な艶を静かにたたえた美しいダーク・ブルーの
フォルクスワーゲンの七人乗りのワン・ボックス、カラヴェル
淡めにくすんだ、ほどよい明るさと、それに釣り合った重さも同時にある、
微妙な草色のボディのフォルクスワーゲン1303S
カルマン・ギア
ブラジル製の新車の灰色がうっすらと溶けこんだような白い色のビートル
シロッコGTX16V
ピンクのスクーター

コーヒー
エスプレッソ
辛子
オデン
ミネラル・ウォーター
ホット・ドッグ
アイス・コーヒー
緑茶
エビ

『パーフィディア』『キャリオカ』『ベサメ・ムーチョ』『シボネー』『アマポーラ』
『シェリト・リンド』『ヴァイア・コン・ディオス』『素敵な貴方』
『夏の日の思い出』
『水着花火』

ヒンズー・スクワット

リチャード・ブローティガンの小説

「まあ、な。若いから。若いときは、なにがあったって、平気だよ。そうでもないか。複雑な気持ちだよ、今日の俺は。おまえたちが気の毒でもあるし、ざまあみろとも思うし、ひとりひとり、ほんとに幸せを祈りたくもあるし。俺が祈っても、どうなるもんでもないしな」
「僕は、自分できめたことでないと、なにもできないのです。これをこうしろ、と人に言われても、そのとおりにするわけにはいかないのです。人に言われたとおりにしていたら、僕は必要ないのです。僕以外の、誰かほかの人でもかまわないのです。僕は僕ですから、僕がやることは僕がきめるのです。(以下省略)」

「こういう人生も、慣れればそれなりに悪くないのよ」
(アイ・キャン・ゲット・ユースト・ジス・ライフ)
「言えてますね」
(ユー・グッド・セイ・ザット)
「そんなこと誰にも確かなことは言えないわよ」
(フー・キャン・テル?)
「いいじゃないですか、なぜいけないんですか、やってみましょうよ」
(アイ・ドント・シー・ホワイ・ノット)
「私が言ったことがみんなわかりましたか?」
(ナウ、ドゥー・ユー・ハヴ・オール・ザット?」
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by space_tsuu | 2004-12-19 00:00 | 赤い背表紙(中編)
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