狙撃者がいる

私はピストルを打つのが好きだ。
ガンマニアであるとか危険な思想を持ち合わせているとか、そういったことは
一切ないけれど、小さい頃からおもちゃのピストルで遊んだりすることが好き
だった。
小さな丸いプラスティックの弾で的を狙ってまん中に当たると、この上もなく
すがすがしい気持ちになる。
ダーツやアーチェリー、バスケットのフリースローなど、何か集中して的を
狙う行為が好きなのかもしれない。
中でも、とりわけ小さな弾で標的を狙うことができるピストルは気持ちがひき
しまっていく感覚を味わえる。

片岡さんの小説にも時折ピストルが登場する。
読んでいくうちにますますピストルに惹かれ、いつかおもちゃではなく実弾の
ピストルを打ちたいと思いはじめてしまった。
そんなにピストルが好きなら婦人警官になればよかったのにと友達にからかわれたり
したこともあるが、今年の初めについに韓国の実弾射撃場で体験することができた。

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初めての女性は一番小さなピストルだと言われて手にしたのが、スミス&ウェッソンの
22口径リボルバーだった。
防弾ガラス、防弾壁に囲まれた射撃場の中は、ひとりひとり区切られたスペースに
なっていて、インストラクターがついた。
初めて手にした本物のピストルは、安全のために鎖につなげられていたが、私の手の
ひらにひんやりとした冷たさと本物であることによる適度な重さを伝えた。
的は紙に印刷されたダーツの的のような大小の円だった。

事前に体験談などで衝撃がすさまじいと聞いていたのだが、それほど大きな衝撃は
感じられなかったので、男性たちが打った38口径のルガーでもよかったなとも
思ったが、それは次回までの楽しみにとっておこう。
ちなみに、このルガーとは38口径のリボルバーで韓国警察で使用されているものだ
そうだ。




『狙撃者がいる』

西本美貴子
エリーアノア・ロスナー

かなり量のある、よく出来ているサンドイッチ
スープとサラダ
チェリー・パイにコーヒーを二杯
エスプレッソ
ラーメン

カモミールの香りの牛乳が成分の浴用剤

自動ピストル
フル・メタル・ジャケットの9ミリ弾(軍用としてアメリカ陸軍に支給されたもの)

『花模様にひそむ』

順子
中西啓子
雪村春雄
北川
仁科恭子

カンパリとラガーが半々に注いであるもの
アンチョビーとガーリックとトマトのピッツア
チ?ズ
ワイン
シェリー
小さな瓶のブランデー
ケーキ
紅茶

「静物のある部屋」という絵

ステーション・ワゴン
国産の平凡なセダン
国産の黒いセダン

トカレフ
.22口径
9ミリのショート
ヨーロッパのオートマティック
ガス・ピストル(シリンダーのなかの高圧CO2ガスでBB弾を射つピストル)
サイレンサーをつけたワルサーのPPK
アメリカで買うと五百ドル近くする、十五連発のピストル
護身用に手に入れたピストル
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by space_tsuu | 2004-11-01 00:00 | 赤い背表紙(短編)
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