赤い靴が悲しい

解説は水上洋子さんだ。
彼女が書いているこんな文章に頷いた。
「片岡さんが描く女性のかっこよさは、通り一遍のかっこよさではない。女性の欠点さえもかっこよく描いてしまうのである。
女性のさまざまな欠点とされているところをあげれば、感情的、気まぐれ、焼き餅焼き、人の悪口好き、といったところ。
だが片岡さんは、それをいけないとは言わない。
(中略)
彼女たちはとてもしたたかで強そうである。でも基本的にどこか品がいい。たとえどんなことをしても、いいところのお嬢さんふうの育ちのよさがある。
そう感じるのは、ヒロインたちが女の欠点をへんに隠したりせず、ちゃんとそれを見つめ、つき合っていく余裕を持っているからだ。こういうのは客観的な思考のできる女性でないとできないことだし、どちらかというと男性が得意とするところだろう」

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これには同感なのだが、女性たちがかっこいいのはやはり、片岡さん自身がそうだからなのではないかとも思う。
片岡さんが誕生させる女性たちは片岡さん的な思考の持ち主になる。
いずれにせよ、読んでいて清々しい気持ちになれるのには違いない。
悩み事などはほとんどないと思っているけれど、ふとマイナスな傾向に偏っていきそうになったりした時に、片岡さんの文章を思い出すと、霧が晴れるようにそんな気分はなくなってしまう。
そして、片岡さんの様々な文章や台詞がいつのまにか膨大に積み重なっているせいか、精神的にかなりタフでいられる自分を発見すると嬉しくなったりする。



『愛は、どうにでもなれ』

三沢修二
編集者
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シュナイダーの四倍ルーペ

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「会ってしまうと、つのるのよ」
と、彼女が言った。
「なにが、つのるんだ」
「未練が」
「僕はついに、君の未練なのか」


『スーパー・マーケットを出て電話ブースの中へ』

純子
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『赤い靴が悲しい』

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『そして彼女はサボテンに刺された』

宮本恵子
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by space_tsuu | 2008-05-13 00:00 | 淡いオレンジの背表紙
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